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これにより、広島カープ主催試合以外はDAZNで視聴できるようになりました!
スワローズファンにとっては本当に、待ち望んだ朗報ですね。
こちらの記事も参考にしてくださいね。
2019年は最下位でしたが、村上選手の台頭もあり、意外と楽しかった記憶もあります。
なんと言ってもホームランは野球の花。
元々神宮球場をホームにしている以上はそのメリットを最大限に活かしたいところです。
高津新監督は2020年から「2番山田」として、一層攻撃型の布陣で戦っていくことになりそうです。
2019シーズン セ・リーグ主な打撃成績
2019年終了時の各球団の主なチーム打撃成績です。
チーム | 打率 | 得点 | 出塁率 | 長打率 | 本塁打 | 四球 | 盗塁 |
ヤクルト | .244 | 656 | .329 | .398 | 167 | 570 | 62 |
広島 | .254 | 591 | .324 | .392 | 140 | 479 | 81 |
横浜 | .246 | 596 | .315 | .398 | 163 | 449 | 40 |
阪神 | .251 | 538 | .319 | .362 | 94 | 447 | 100 |
巨人 | .257 | 663 | .335 | .422 | 183 | 540 | 83 |
中日 | .263 | 563 | .317 | .381 | 90 | 349 | 63 |
スワローズはバレンティン選手が抜けたとは言え、他の選手たちの攻撃の数字も高く、セ・リーグでも屈指の攻撃力を持っています。
- ホームランの数がセ・リーグトップレベル
- 長打への恐怖感もあるのか、四球の数もセ・リーグトップ
- 打率はセ・リーグでも最も悪いが出塁率はトップレベル
現時点でも神宮球場の狭さを活かした打線となっており、セ・リーグトップレベルの攻撃力を持っている打線と言えます。
「2番山田」を2020年の目玉にしていることからも、世界の野球の現在を知っている高津監督の手腕が発揮されることが期待されますね。
最近のメジャーでのブームは・・・
メジャー方式をいち早く取り入れ、昨年大成功したのが2019年のセ・リーグ覇者であるジャイアンツと言えそうです。
ジャイアンツも選手が揃っているわけではありませんが、「2番坂本」を筆頭にとにかく上位に成績の高い選手を集めて得点力を向上させています。
高津監督の掲げる「2番山田」はジャイアンツの結果も考慮していそうな印象ですね。
ここで打線の組み方としての現在のセオリーをもう一度確認しておきましょう。
- 1番 最も優れた打者 出塁率が高い打者
- 2番 最も優れた打者 併殺が回避できると好ましい
- 3番 打力2番手グループの打者 2アウトランナー無しでの場面が多いため最強打者をここに置くのは最適ではない
- 4番 最も優れた打者 長打率が高い打者
- 5番 打力2番手グループの打者
- 6番 5番打者の次点の打力の打者
- 7番 6番打者の次点の打力の打者
- 8番 7番打者の次点の打力の打者
これはメジャーリーグを見ていると顕著ですし、近年のセ・リーグでも採用されてきている方針です。
当たり前ですが、とにかく得点力の高い選手を1,2番に置くことで1試合あたりの打席数を1回でも増やした方がチームとしての得点力がアップするという結果からの作戦ですね。
2019年の1位ジャイアンツの2番坂本選手、同率1位ベイスターズの2番筒香選手はまさにこの新しい作戦からのオーダーだったと言えるでしょう。
2020スワローズの理想の打順は?
昨年の成績を元にした、セイバー理論だけで考えてみた打線を組んでみました。
打順 | 選手名 | 四球数 | 打数 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
1番 | 青木 | 61 | 565 | .385 | .442 | ..826 |
2番 | 山田 | 110 | 641 | .401 | .560 | .961 |
3番 | 坂口 | 10 | 77 | .263 | .141 | .404 |
4番 | 村上 | 74 | 593 | .332 | .481 | .814 |
5番 | 雄平 | 37 | 493 | .327 | .396 | .723 |
6番 | エスコバー | - | - | - | - | - |
7番 | 塩見 | 8 | 98 | .264 | .285 | .549 |
8番 | 中村 | 53 | 450 | .373 | .384 | .757 |
山田選手の圧倒的数字が目に行きがちですが、スワローズの強みは8番打者である中村捕手にもあります。
現在のセ・リーグは捕手がウィークポイントとなっているチームが多く、捕手の打順ながら出塁率.373というとても高い数字を記録している中村選手はスワローズのストロングポイントです。
下位打線にこれだけ高出塁率の選手がいることも、「2番山田」という打順に大きなメリットとして働くでしょう。
まさにこれまでの固定概念を打ち破ることになる打線となりそうな気配です。
しかしやはり不安点は多くあるのも事実。
- 青木、坂口、雄平らの高年齢の選手のコンディションがどこまで持つか?
- エスコバー選手はあまり長打力が期待できそうになく、打率でも適応できなかった場合に使い道がない
- 外野のポジションが空いているので若手には大チャンスだが、首脳陣が我慢して使えるか?
エスコバー選手はショートのポジションで、これまでのスワローズのウィークポイントの補強としてはピッタリです。
ただし外国人選手は他球団の投手が弱点攻めをしてきた後に対応できるか?が必ず問題となります。
すんなりと適応できれば良いですが、適応できなかった場合は再びチームのセンターラインが崩れてしまうでしょう。
長距離砲の外野手候補は?
バレンティン選手が抜け、また坂口選手も復調できるかが不明な現状。
守備の負担が少ないレフトとファーストが空いているのですから、若手にとっては誰でも大チャンスと言えます。
その中でもオープン戦を通して高津監督がどの選手が使われてきているのかが数字的には分かりましたね。
選手名 | 四球数 | 打数 | 出塁率 | 長打率 |
塩見 | 10 | 53 | .434 | .558 |
吉田(大成) | 3 | 33 | .375 | .448 |
古賀 | 0 | 16 | .500 | .714 |
オープン戦では坂口選手も39打席と多くの調整機会がありましたが、結果はまだ出せていません。
そんな中で結果を出したと言えるのは上記の3選手。
特に塩見選手はずっとクリーンアップの期待も高い選手です。
まだオープン戦とは言え、結果が出たことは本人にとってもチームにとっても理想的な状況になったと言えるでしょう。
このまますんなりと定着するのは難しいですが、一度結果を出したのですから我慢強く使っていってもらえるきっかけになったと考えられます。
幸いにして打者有利の神宮球場では塩見選手の長打力は有利に働きます。
ぜひレギュラーとしてスター選手となっていって欲しい選手ですね。
高津監督は投手陣再編成できるのか?
ヤクルトスワローズの問題点は打撃陣ではなく、投手陣です。
これも選手各々の問題というよりは、狭い神宮球場を本拠地としている宿命と言える問題でしょう。
西武ライオンズ、横浜DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツも同様の問題を抱えています。
高津監督は中村捕手とエスコバー選手をキーマンに挙げ、センターラインを強化。守備でも投手陣を盛り上げていく戦略のようです。
しかしやはり神宮をホームにしている不利、さらに各球団ともにスモールベースボールからの脱却を目指しています。
大幅な防御率の改善はなかなか期待できないのが現状でしょう。
2020年はまずは借金無しで戦うことを目標にしていくハズ。
野手として新戦力に2人、欲を言えば3人の新戦力の登場が望まれます。
チャンスが大きい今年、楽しみにして見ていきましょう。
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